昨今のアジアンブームも手伝って、ショッピングをメインの目的に東南アジアに行く人というのも女性を中心に増えてきています。せっかく現地に行くのだから、そこでしか手に入らないものを見つけたい!というのはもちろんのこと、大事なのは『いいものを安く手に入れる』ことですよね。ここでは東南アジアでショッピングをする際のコツをいくつかご紹介します。

まずいちばん重要なのは、東南アジアのほとんどの国で値切りは基本OKであるということです。特に個人商店や小売店などではほとんどの場合値切り交渉に応じてくれます。むしろ、観光客向けの土産物店などでは、いわゆる観光地価格としてやや高めに設定されていることも多いので、そのまま買うとちょっと損してしまう…なんていう話もあるくらいです。たいていの場合、うまく交渉ができれば1~2割程度は安く品物を購入することができます。

ただし気を付けてほしいのが、交渉の切り上げどころの見極めです。いくら値切り交渉ができるといっても、極端に値を下げようとする行為やしつこい値切りはトラブルの元です。店によっては店員に価格の裁量を任されていないところもあります。ごり押しはせず、店員の応対を見ながら切り上げどころを考えましょう。ちなみに複数購入するとスムーズに交渉を進めやすくなります。

また、東南アジアは日本に比べて格段に物価が安いので、ついつい安さにつられて買いすぎてしまいがちです。しかし、やはり安すぎるものはそれなりの品質であったりすることも…。せっかくのショッピングですから、値段に踊らされず品質も良く見ることをおすすめします。大切な人へのおみやげなど、ある程度以上の品質を求めるのであれば、都市のショッピングモールなどを覗いてみるのもよいでしょう。

熱心に値切り交渉をした挙句、手に入れたのは粗悪な安物だった…というようでは悲しいですよね。つい浮き足立ってしまいがちな旅先でのショッピングですが、『安物買いの銭失い』にはならないように、冷静さを忘れないのが大切です。