東南アジアに限らず、海外旅行に行くときにお金の持ち方で悩む人は少なくないと思います。現地で不便を感じることなく、なおかつ治安の心配な場所でも危険な思いをせずに済むように…などなど、考え始めると意外と難しい問題なんですよね。では東南アジアを旅する時、お金の扱いはどうするのがよいのか、考えてみましょう。

まず海外旅行にお金を持っていくときの選択肢としては主なものが3つ挙げられます。基本の現金、事前に日本で購入して現地の金融機関で換金するトラベラーズチェック、そしてクレジットカードです。ただしこの中でいうと、トラベラーズチェックは東南アジア旅行、特に短期の滞在にはあまりおすすめではありません。先述の通り換金できる機関が限られてきますし、東南アジアでは換金時の手数料が高い国も多く、使い勝手が良いとはいいがたいのです。

したがって、メインで現金を使い、いざというときの切り札的にクレジットカードを使用するという二本立て体制が、最も一般的かつ便利な方法ということになるでしょう。現金はあまりたくさん持っていくとスリなどの心配が大きくなってしまうので、事前に現地で使うお金をある程度計算して、多すぎない額を考えておくことをおすすめします。また、旅の終盤では少額の両替ができる千円札が活躍するので、少し余分に用意しておくとよいでしょう。

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それから気を付けてほしいのが、クレジットカードの扱いです。そもそも東南アジアの国々では、まだクレジットカードの使えるところはかなり限られてきます。観光客を対象にしたきちんとしたホテルやショッピングモール、大きな土産物店などでは使えるところが増えてきていますが、個人商店や市場のお店などではほとんど使えるところはありません。

また、クレジットカードを狙った犯罪の被害も複数報告されています。例えば支払いの際などに店員に預けたすきにスキミングされたり、実際の支払額とは異なる高額な請求をされたりといったことが実際にあるのです。もちろん財布ごと窃盗に遭ってクレジットカードを失ってしまうケースもあります。少しでも信用ならないと感じたらクレジットカードの使用は避けた方が安全です。