バリ島をはじめとしたアイランドリゾートが点在するインドネシアも、東南アジアの中では旅行先として人気の国の1つです。海だけではなく重要な寺院や豊かな自然など、見るべきところはたっぷりとあります。そんなインドネシアならではの旅の注意点をご紹介しましょう。

1つ、声を大にして言いたいのは、現地の人を信用しすぎてはいけない…ということです。特にリゾート地として名高いバリ島では、たくさんの人が親しげに話しかけてきます。中には片言の、あるいは意外にも流暢な日本語を操る人も少なくありません。彼らは総じて親しげな笑顔を浮かべていますし、非常に親切そうに見えるはずです。

しかしそのすべてが100%純粋な好意であるととらえるのは、危険です。もちろん中には純粋に気が合って、仲良くなりたいと思ってくれる人もいます。しかしその大半は、あなたのお財布や女性であれば体が目当ての、下心から接近してくる人間である可能性が非常に高いのです。

言われるがままについて行って、よくわからないお店でよくわからないものを買わされる羽目になったり、人気のないところに連れていかれて金銭を奪われたりするという例も実際にあります。流されて、あるいは半ば無理矢理に体の関係を持ってしまう女性も後を絶ちません。すべてを疑ってかかれとは言いませんが、相手が『日本人だから』声をかけてくるということは念頭に置いておきましょう。

また、東南アジアのほとんどの国がそうであるように、インドネシアもやはり宗教を重んじる傾向がつい国です。宗教を軽視する行動・言動や、寺院などでのぶしつけな撮影行為などは慎みましょう。中でもイスラム教徒が多いことから、レストランなどでも豚肉やアルコールを出していないところが少なからず見受けられます。現地で戸惑うことがないように、その点は心にとめておいた方がよいでしょう。

海外のリゾート地ではついつい開放的な気分になってしまいますが、最低限の警戒心は捨ててはいけません。締めるべきところはしっかり締めて、安全に旅を楽しみましょう。