せっかく東南アジアに来たのだから、夜までがっつり楽しみたい!そう考えている人は多いですよね。最近では、ガイドブックでもナイトマーケットやクラブなど夜を楽しめるスポットを多数紹介しています。ただ、知らない異国を夜間に出歩くとなると気になるのが安全性だと思います。

東南アジアは海外諸国の中では比較的治安が良い国が多いとされています。実際、観光客を狙った事件としては、スリなどの窃盗はともかくとして、命にかかわるような危険な目に遭ったという話はあまり聞きません。観光客でも夜出歩くことは十分に可能です。ただ、だからと言って過信は禁物です。

東南アジアの中でも、治安が良いところと悪いところとは少なからず差があります。例えばカンボジアのプノンペンなどは、情勢が不安定な時期が長かったこともあって、特に夜は危険度が高いようです。また、ベトナム・ホーチミンやタイ・バンコクなどの安全な方と言われている都市でも、地域によってはやはり治安が良くないという場所もあります。

それでなくても夜間は窃盗などもしやすくなりますし、命を狙われることはないにしても怪しい客引きや、よこしまな意味での遊び相手を探す人間が増えることは間違いありません。それを考えると、東南アジアと言えども、特に女性が一人で夜間に出歩くのはあまりおすすめはできません。もちろん男性なら絶対大丈夫というわけではありませんが、女性の方が危険度が高いのは、残念ながらそこが日本であって言えることですよね。

もしどうしても夜出歩きたいのであれば、できる限り1人では行動しないこと、あまり遅すぎる時間帯にはならないように気を付けてください。また、服装にも気を遣った方がよいでしょう。熱帯の気候と旅先の解放感で、ついつい露出の高い薄着になってしまう気持ちはわかりますが、あまり無防備な恰好はたちの良くない人間を引き寄せることになりかねません。

非日常的な異国の夜は楽しいものですが、それも命があってこそです。せっかくの東南アジアのナイトタイムを安全に楽しむためには、最低限の警戒心は捨ててはいけません。