さぁ、東南アジア旅行に行こう!というその前に、必ず調べておくべきこと、わかりますか?海外旅行、特に目的地が全く日本とは異なる文化を持つ発展途上の東南アジアの国々のようなところであれば、ある程度の事前知識は必須です。もちろん、行きたいところ、食べたいもの、やりたいこと…といった旅行のプランを思い描いてわくわくすることも大切ですが、それ以上に必要な知識やそれに伴った準備があることを忘れてはいけません。

まず東南アジア旅行においていのいちばんに確認すべきことは、渡航先の国の安全情報です。東南アジア諸国の中には、例えばインドネシアのようにテロの標的となったことのある国や、タイのように情勢的に不安定になることも多い国が少なからずあります。時と場合によっては渡航を制限されることもあるのです。

そこまではいかなくても、もともとが治安のそうよくない国であれば特に、現地ではある程度以上の注意深い行動が求められる状況は十分にあり得ます。そうした安全情報は外務省のホームページなどで確認ができるので、必ず渡航の前にチェックしておきましょう。

そして持ち物や現地での行動計画を考える上でとても重要なのが、その国の気候と宗教です。赤道直下付近にある東南アジアは日本とは全く気候が異なります。気候を把握しないままに行ってしまうと、思わぬ暑さや独特の気候に体調を崩してしまうこともあるのです。

また、日本と比べて東南アジアの国々は宗教の影響を色濃く受けています。仏教やイスラム教などその国に信仰者の多い宗教によって、服装などに配慮が必要になることや、お酒を飲める場所が限られるなどといった不便を感じることもあるのです。来訪者としてその国に暮らす人の生活を尊重するためには、宗教面のことも軽くでよいので知っておくことをおすすめします。

そしてもう1つ、物価情報も忘れてはいけません。東南アジアは総じて日本に比べれば物価が安いですが、市街地や観光地化された場所ではその限りではありません。特に観光地では外国人に対しては本来の値段よりかなり吹っかけてくるということも珍しくありません。そうしたいわゆるぼったくりに引っかからないためにも、適正な物価を知っていることは重要なのです。

東南アジアの旅を、安全に、そして万全に楽しむために、出国前の事前の情報収集は欠かすことができないと言ってよいでしょう。必要な予備知識をしっかりと頭に入れて旅立ってくださいね。