宿泊先の選択は、海外旅行の質を決める重要なポイントの1つです。東南アジアにも高級リゾートホテルからバックパッカー向けの格安宿まで、様々なタイプの宿があります。数あるホテルや宿の中から、どうやって候補を絞り込めばよいのでしょうか?

宿泊先選びで何よりも大切なのは、旅の目的に合っているかどうか?ということです。例えば現地の生活により密着した旅をしたいバックパッカーが、小奇麗な都市のホテルに泊まるのはやはりちょっと違いますよね。逆にのんびりリゾートステイを望むなら、裏道にある個人経営の安宿を選ぶべきではありません。

東南アジアの宿には、大きくわけて3種類あります。一般的なホテル、ゲストハウス、そしてドミトリーです。この3つでいうと、観光やリゾート目的の旅行者は当然ホテルを選ぶべきでしょう。ホテルにも幅広いランクがあり、値段もピンキリですが、総じて言えるのは最低限のセキュリティが確保されているということです。より高いサービスを求めるのであればそれ相応の価格帯のホテルを選ぶ必要がありますが、相対的にみて日本に比べれば低価格でそれなりのレベルのホテルに泊まることができます。

ゲストハウスというのは、個人が自宅や店舗の一部を利用してやっているような小規模な宿を指します。安いながらも個室が確保でき、ある程度の希望に合った部屋を探すことができるのが魅力です。ただし個人経営である以上オーナーの質に非常に左右される部分があるのは否めません。悪質なところだと盗難被害や宿泊料金のぼったくりなどもあり得るので、注意が必要です。

ドミトリーは、この3つのうちだと最安の宿泊スタイルです。個室ではなく4人から6人程度の相部屋のところがほとんどで、男女同室のところも珍しくありません。特に欧米人のバックパッカーには人気があり、宿泊すると各国様々な人と出会うことができるので、旅先での出会いを増やすという意味ではベストです。ただし、セキュリティ面についてはその性質上ほぼ皆無です。また、同室になる人との相性や言葉の壁なども考えると、誰でもすんなりなじめる環境とは言えません。

3つの宿泊スタイルについて、大まかではありますがわかっていただけたでしょうか?自分が東南アジアの旅に求めているものをよく考えて、ぴったりの宿泊先を見つけてくださいね。